活字書体をつくる

Blog版『活字書体の仕様書』

「K.E.Taurus」の原資料

K.E.Taurusは、パリのクロード・ギャラモン(?−1561)が製作した活字が用いられている『ミラノ君主ヴィスコンティ家列伝』(1549)から抽出したキャラクターをベースに制作した。

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Stempel Garamond、Adobe Garamondなど既存の復刻書体を参考にしながら、不足のキャラクターも含めて制作していった。Adobe Garamondはロバート・スリムバック(1956− )によって1989年にデザインされた、ギャラモンのローマン体の復刻書体である。

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