活字書体をつくる

新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。修正・加筆することがありますのでご了承願います。

[和字]01 原資料

「欣喜アンチック」から「きたりすアンチック」へ

『タイプフェイスデザイン漫遊』(今田欣一著、株式会社ブッキング、2000年)に「欣喜アンチック」という書体を試作している。その章のタイトルは「悠久の持続性」という大げさなものだった。 筆者はずっと和字アンチック体に注目していた。アンチック体とい…

復刻、翻刻、そして新刻(和字書体)

復刻(活字→活字) 復刻とは、書物として以前に出版したものを新しく版を作り直し、もとのとおりに刊行することである。転じて、もともと活字書体として制作されたものを、デジタルタイプとして再生することを復刻ということにする。 筆者が仕事として最初に…

「まどか」の原資料

青山進行堂活版製造所『富多無可思』(1909年)の83ページに所載の四号楷書体活字からキャラクターを抽出した。株式会社東京築地活版製造所『活版見本』(1903年)の19ページも参考にした。復刻において、いちばんたいせつなのは書風を把握することである。…

「きざはし」の原資料

東京築地活版製造所印刷『長崎地名考』(安中書店蔵版、1893年)および『五号明朝活字書体見本 全』(東京築地活版製造所、1894年)からキャラクターをサンプリングした。その上で、全体的に太さ、大きさ、姿勢、寄り引きなどを見直した。現代から未来にかけ…

「かもめ」の原資料

内閣印刷局『内閣印刷局七十年史』(1943年)からキャラクターをサンプリングしたものをアウトライン化した。小さいポイントなので、まずはもとの線質を再現することからはじめた。基本的な書風を見極めながら、大きさをそろえたり、太さをそろえたり、寄り…