活字書体をつくる

新しい活字書体を制作するための覚え書きです。修正・加筆することがありますのでご了承願います。

[和字]02 基本設計

和字・第4回 フォント(和字書体) 

欣喜堂で制作している和字書体のフォントは、ひらがな、カタカナ、および表記記号(約物・括弧など)が含まれている。 ひらがな ①ひらがな48字ひらがな48字(清音・撥音)を制作する。 ②音声符号付ひらがな濁音符(゛)と半濁音符(゜)を、かたちと大きさを…

和字・第3回 みちすじ

1 使用する目的 活字書体はリリースされたと同時に制作者の手を離れる。その使用は購入した人に委ねられ、いかなる媒体で、いかなる使われ方をしようが、制作者はそれを見守るしかできない。そうだとしても、ただ漠然と制作しているわけではない。使用する…

和字・第2回 よりどころとねらい

活字書体とは 「書体」とは何か。『広辞苑』(岩波書店)には次のように記されている。 しょたい【書体】 ①字体を基礎に一貫して形成された、文字を表現する様式・特徴・傾向。漢字の楷書・行書・草書、活字で和文の明朝体・ゴシック体・アンチック体など、…

和字書体「ほくと」の企画書3/3

5 ファミリー内の位置 ウエイト:メディウム(Medium)とする。 6 使用する目的 本文用 (書籍・雑誌の本文/ウェブサイトの本文/広告のボディコピーほか) 7 組み方向 縦組/横組 8 適正印字サイズ 10Q—16Q 9 制作字数 計278字 (参考:「ばてれん」…

和字書体「ほくと」の企画書2/3

3 デザイン・コンセプト 「ほくと」は、『新考北海道史』の「序」と「まえがき」にもちいられた活字(和字書体)を参考にして、現代の日本語の活字書体(デジタルタイプ)として使用する目的で復刻・制作する。 参考にした資料:『新考北海道史』(奥山亮著…

和字書体「ほくと」の企画書 1/3

1 活字書体の名称 「ほくと」(北斗) 原資料が札幌の北方書院から出版された『新考北海道史』であることから、函館〜札幌間を運転されている特急「北斗」にちなんで、書体の名称を「ほくと」とした。 参考: 特急「北斗」は1965年10月から函館~旭川間で運…