活字書体設計2

[活字書体をつくる]新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。頻繁に修正・加筆しますのでご了承願います。

2-4 「金陵」の三字三法・川字三法

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1 三字三法(横画)

①第1画は、3.5度弱ぐらいの角度で、基本とする3度よりごくわずかに急になっている。ほぼ直線で、画の長さは第3画の70%ぐらいだ。

②第2画は基本とする3度である。まっすぐに運筆しており、画の長さは、第1画の60%ぐらいと、かなり短い。

③第3画は「覆」である。「金陵」の場合には、2.5度弱ぐらいの角度で、基本とする3度よりごくわずかに緩やかになっている。第3画も直線で、画も一番長い。

「金陵」の場合には、仰・平・覆があまり区別できない。ほんの少しの角度の差が、文字に安定感を出している。

 

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2 川字三法(豎画)

①第1画は、高い位置から左へのカーブを描きはじめている。画の長さは第3画の90%ぐらいだ。

②第2画の送筆は垂直で、収筆は垂露になっている。画の長さは第3画の60%ぐらいである。

③第3画は、送筆が弓なりかどうかは微妙だ。もう少し変化をつけたほうがいいかもしれない。収筆は垂露であり、画を長くして安定感をだしている。

「金陵」の場合には、向・直・背があまり区別できない。文字全体は、どちらかといえば「背勢」であるが明確ではない。横画、竪画ともに、直線化に向かう兆しが出始めている。