活字書体設計2

[活字書体をつくる]新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。頻繁に修正・加筆しますのでご了承願います。

2-6 「蛍雪」の三字三法・川字三法

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1 三字三法(横画)

①第1画は収筆部にむけて上に反る。「蛍雪」の場合には、上側のアウトラインが弓なりになっている。基本的な6度という角度より少し急で7度ぐらいだ。画の長さは短く、第3画の70%ぐらいだ。

②第2画はまっすぐに運筆する。「蛍雪」もまっすぐで、角度も基本の6度になっている。画の長さは、第3画の55%だ。

③第3画は「覆」で、起筆部と収筆部が下がっている。「蛍雪」も上側のアウトラインが山なりで約5度の傾斜角度である。

「陳起」は送筆が直線だが、「蛍雪」では第1画と第3画がゆるやかなカーブを描いている。これが宋朝体清朝体の大きな相違点になっている。

 

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2 川字三法(豎画)

①第1画は送筆部が右にふくらむ。左のアウトラインがほんの少し右に戻してからすぐに左にカーブを描いている。画の長さは、第3画の80%ぐらいだ。

②第2画はまっすぐに運筆する。画の長さは、第3画の65%しかない。

③第3画は、第1画とは逆に送筆部が左にふくらむ。左の側のアウトラインがほんの少し反っているようにみえる。

「蛍雪」も文字全体は「背勢」になっている。そのことをもう少し明確にしたほうが清朝体らしくなったかもしれない。