活字書体設計2

[活字書体をつくる]新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。頻繁に修正・加筆しますのでご了承願います。

3-3 「志安」の永字八法

f:id:typeKIDS_diary:20141102182951j:plain

①側

永字では、つぎの「勒」への気脈が通じるように跳ねているが、収筆からそのままそっと引き抜く筆法もある。(「亀頭」は短い竪画のようだが、斜めになっている)

②勒

起筆は「側」からの気脈を通じさせて、しっかりと折り返している。収筆は「弩」の起筆と一体化して、「曲尺」となっている。折り返しは40度である。

③弩

起筆は「勒」の起筆と、収筆は「趯」と一体化している。(竪画が「垂露」になる場合がある)

④趯

筆をやや大きく左に回してから、永字では、ほぼ30度に少し長めに跳ね上げている。木偏、禾偏、米偏などの豎画からの筆法は「躍」になる。

⑤策

起筆は「勒」と同じように逆から入って、しっかりと折り返している。「掠」に入り込んでいるが、二折法なので「勒」のような収筆はない。なお、偏の車、革などの下側の横画の筆法は「策」となる。

⑥掠

永字では「弩」との空間を締めるように、やや深いカーブを描きながら、収筆まで太さを保っている。

⑦啄

起筆は、「掠」からの気脈を意識させるように逆から入って、しっかりと折り返している。まっすぐにすばやく描き、収筆は「磔」に食い込んでいる。

⑧磔

ゆったりと運筆して、収筆で力を入れながら、やや右上方に向けてやわらかく抜いている。磔は1字のなかで重複させない。(「瓜子」は二折法なので、「磔」の収筆を払わないで、そのまま留めるようになっている)