活字書体設計2

[活字書体をつくる]新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。頻繁に修正・加筆しますのでご了承願います。

9 左右法・上下法・包囲法

◆左右法

第十九法 左寛右窄法

第二〇法 左窄右寛法

 左部を広く右部を狭くする結法と、左部を狭く右部を広くする結法である。

第二一法 譲左法(じょうさほう)

第二二法 譲右法(じょうゆうほう)

 旁をひかえる結法と、偏をひかえる結法である。偏と旁の関係によって、同じ偏でも旁によっては位置や高さが変えなければならない。

第二三法 上平法(じょうへいほう)

第二四法 下平法(かへいほう)

 上線を揃える結法と、下線を揃える結法である。いずれも譲り合いの精神が大切だ。

第二五法 左中右相等法

第二六法 左中右不等法

 左中右を揃える結法と、揃えない結法である。

 

◆上下法

第二七法 上蓋下法

第二八法 下載上法

 上部で下部を覆う結法と、下部に上部を載せる結法である。同じ「宀」でも、結法によって幅が違ってくる。上蓋下法(蓋とはおおうという意味)とは冠が下部を全部覆うようにする結法である。下載上法とは下の横画に上部をすべて載せるようにする結法である。

第二九法 上寛下窄法(じょうかんかさくほう)

第三〇法 上窄下寛法(じょうさくかかんほう)

 上部を広く下部を狭くする結法と、上部を狭く下部を広くする結法である。

第三一法 承上法

第三二法 盖下法

 承上法とは、下部で掠と磔が交わり、上部をささえる結法で、中央で左右対称となる。盖下法とは、上部で掠と磔が広がり、下部をおおう結法である。中心のとり方に注意が必要だ。

第三三法 上中下相等法

第三四法 上中下不等法

上中下を揃える結法と、揃えない結法である。

 

◆包囲法

第三五法 全包囲法

第三六法 半包囲法

 全包囲法とは「囲」のように四方を包みこむ結法である。半包囲法とは「同」「区」「凶」のように三方を包み込む、あるいは「症」「起」のように二方を囲む結法である。「包む部分と包まれる部分との関係が重要だ。