活字書体設計2

[活字書体のできるまで]新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。修正・加筆することがありますのでご了承願います。

書体見本字種

欣喜堂の書体見本字種は、『もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』(雪朱里+グラフィック社編集部編著、グラフック社、2015年)の120ページ、121ページに図版として掲載されています。

 

 毛 永 辺 紙 囲 室 調 東 激 機 闘 驚

 

これは株式会社写研で使われていたものと同じです。石井賞創作タイプフェイスコンテストの課題字種にも含まれているので、ずっとこの字種でやってきました。書風を掴むことを念頭に決められたのではないかと想像しています。

2文字だけ異なる 毛→手、囲→国

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「武英」の書体見本。まだ試作段階のものです。これからテストしながら調整していきます。

 

 

字游工房の書体見本字種は『もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』の9ページに紹介されていました。この12文字です。「永」と「東」のみ共通しています。

 

 国 永 今 酬 鷹 愛 東 袋 三 力 鬱 霊

 

画数が込み入っている「鬱」、豎画が並ぶ「酬」、横画が並ぶ「鷹」など、太さなどの造形面で統一をはかることを重視して選定されたように感じます。

ほかの会社ではどのような書体見本字種なのでしょうか。できれば公開してもらいたいものです。そこに会社の方針が見えてくるかもしれません。