活字書体をつくる

新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。修正・加筆することがありますのでご了承願います。

和字書体「ほくと」の企画書 1/3

1 活字書体の名称

 

  「ほくと」(北斗)

 

原資料が札幌の北方書院から出版された『新考北海道史』であることから、函館〜札幌間を運転されている特急「北斗」にちなんで、書体の名称を「ほくと」とした。 

参考:

特急「北斗」は1965年10月から函館~旭川間で運転が開始された。1986年11月からは函館~札幌間に縮小されている。さらに1994年3月になると「スーパー北斗」の運行が開始された。

 

2 活字書体の分類

 

  和字書体・和字ニュースタイル

 

1912年以降に登場し、おもに漢字書体の明朝体と組み合わされて使用されてきた静的な書風の和字書体を「和字ニュースタイル」ということにする。「スタンダード」と呼ばれることもある。

参考:

和字書体の分類案として、私は今までに次の3案を提案をしてきた。

Ⅰ『タイポグラフィ学会誌01』(タイポグラフィ学会、2007年)所収

 「和字書体の書体分類と展開」(研究ノート)より

  ①黎明本様体

  ②明治本様体

  ③昭和本様体

  ④豊満本様体

Ⅱ『アイデア349』(誠文堂新光社 、2011年)所収

 「今田欣一の書体設計 和字と漢字」より

  ①ひのもとのめばえ

  ②ひのもとのいぶき

  ③ひのもとのさかえ

  ④ひのもとのゆたか

Ⅲ『欣喜堂ふたむかし』(欣喜堂、2017年)所収

 「和字書体のすがたカタチ[近代編]」より

  ①ドーンスタイル※ (※ Ⅰ、Ⅱ案に合わせて追加した)

  ②オールドスタイル

  ③ニュースタイル

  ④モダンスタイル

和字書体なので分類名もⅡ案の和語でいきたいところだったが、残念ながら用語として定着していない。ここではいちばん馴染みのあるⅢ案を使うことにする。ただし欧字書体との区別をすることから「和字ニュースタイル」ということにした。ゆくゆくはⅡ案を推し進めていきたい。