2016-01-01から1年間の記事一覧
K.E.Geminiは、ウィリアム・キャズロン(1692−1766)が製作した活字(再鋳造)が使用されている『The Diary of Lady Willoughby』(1844年)から抽出したキャラクターをベースに制作した。 Caslon 540、Adobe Caslonなど既存の復刻書体を参考にしながら、不…
K.E.Taurusは、パリのクロード・ギャラモン(?−1561)が製作した活字が用いられている『ミラノ君主ヴィスコンティ家列伝』(1549)から抽出したキャラクターをベースに制作した。 Stempel Garamond、Adobe Garamondなど既存の復刻書体を参考にしながら、不足…
K.E.Ariesは、フランス人の印刷者ニコラ・ジェンソン(1420?−1481)が製作した活字が用いられている『博物誌』(1472年)の1ページを参考にして制作した。 Monotype Centaur、Adobe Jenson など既存の復刻書体を参考にしながら、不足のキャラクターも含め…
青山進行堂活版製造所『富多無可思』(1909年)の83ページに所載の四号楷書体活字からキャラクターを抽出した。株式会社東京築地活版製造所『活版見本』(1903年)の19ページも参考にした。復刻において、いちばんたいせつなのは書風を把握することである。…
東京築地活版製造所印刷『長崎地名考』(安中書店蔵版、1893年)および『五号明朝活字書体見本 全』(東京築地活版製造所、1894年)からキャラクターをサンプリングした。その上で、全体的に太さ、大きさ、姿勢、寄り引きなどを見直した。現代から未来にかけ…
内閣印刷局『内閣印刷局七十年史』(1943年)からキャラクターをサンプリングしたものをアウトライン化した。小さいポイントなので、まずはもとの線質を再現することからはじめた。基本的な書風を見極めながら、大きさをそろえたり、太さをそろえたり、寄り…
『欽定全唐文』(1814年、揚州詩局)の1ページを拡大し、双鉤填墨法によってアウトライン化した。そこから筆法・結法・章法を見極めながら書風をくみとり、意臨するがごとく、活字書体「蛍雪」として完成させていく。
明末の南京国子監刊本である『南斉書』(1588-1589)の1ページを拡大し、双鉤填墨法によってアウトライン化した。そこから筆法・結法・章法を見極めながら書風をくみとり、意臨するがごとく、活字書体「金陵」として完成させていく。
宋代の四川地方の刊本である静嘉堂文庫所蔵の『周礼』(巻第九・巻第十)を拡大し、双鉤填墨法によってアウトライン化した。そこから筆法・結法・章法を見極めながら書風をくみとり、意臨するがごとく、活字書体「龍爪」として完成させていく。