活字書体をつくる

Blog版『欣喜堂ふたむかし』/『欣喜堂四半世紀』

[和字]03 ふでづかい

和字・第8回 カタカナはフリオロシで決まる

カタカナはひらがなと違って、次の文字につながることを前提としていない。漢字と同じように一字一字が独立している。ひらがなと音は同じであるが、形象としてはまったく異なる文字体系である。 『ひらがなの美学』(石川九楊著、新潮社、2007年)という本で…

和字・第7回 カタカナのフデヅカイ

中学校の書写では、ひらがなは大きく扱われているが、カタカナはあまり出てこない。文字としては習うのだが、書写の対象としてはほとんど無視されている。ひらがなのように一字一字の詳しい解説は載っていない。一般の書道の教本でもカタカナが入っているの…

和字・第6回 ふでづかいのくみあわせ

ひらがなは、部品を組み立てて成り立っているのではない。便宜上、第1筆、第2筆というような言い方をする場合はあるが、正確に分けられるものではない。たとえ脈絡でつながっていなくても、書き始めから書き終えるまで、すべての線が一筆書きのように気脈…

和字・第5回 ひらがなのふでづかい

欧字書体では「ステム」や「ボウル」などエレメントの名称の図がよく載っている。それでは和字書体ではどうなるのだろうか。活字書体として総合的に記されていることは少ないようだ。 そこで書写の教科書で出てきた「はらい」「とめ」「はね」「むすび」など…