活字書体をつくる

Blog版『欣喜堂ふたむかし』/『欣喜堂四半世紀』

[和字]04 まとめかた

和字・第12回 カタカナのマトメカタ2

1 判別性の問題 カタカナは筆画が単純なので、似たような文字が多い。第一に注意すべきことは、誤読されないようにすることである。 ①「ソ」と「ン」、あるいは「リ」の場合 「ソ」と「ン」は、とくに和字ゴシック体においては「フリオロシ」と「フリアゲ」…

和字・第11回 ひらがなのまとめかた2

1 黒さ・太さの調整――「ね」「れ」「わ」の場合 ひらがなの設計でいちばん悩むのは「ね」「れ」「わ」の左側の、「たて・はね」と、「あたり」の繰り返しの交差するところである。その部分が黒く見えがちなのでなんとか回避しなければならない。書写では問…

和字・第10回 カタカナのマトメカタ

多田夏生氏は『基本かなの書き方』(多田夏生著、永岡書店、2002年)ではカタカナの外形法については記されていない。ひらがなだけでなく、カタカナにも同じことが言えると考え、少し強引ではあるが、六つの種類に分類してみた。 「円形」 オカネホヤヰ 「三…

和字・第9回 ひらがなのまとめかた

欧字書体では、例えば「O」に比べて「E」の字幅が狭くなるということがあるし、「o」に比べて「p」のディセンダーが短くなったり長くなったりする。和字書体もそれと同じようなことが言える。 『基本かなの書き方』(多田夏生著、永岡書店、2002年)では…