活字書体をつくる

Blog版『欣喜堂ふたむかし』/『欣喜堂四半世紀』

[和字]05 ならべかた

和字・第21回 カーニング

…… 手動写真植字機では、喰い込み詰め組用仮名文字盤が製作されていた。喰い込み詰め組用という名称であるが、実質的にはカーニングである。 喰い込み詰め組用仮名文字盤として、隣接2文字を喰い込ませた状態(ペアカーニング)の2全角で収容し、一度に2…

和字・第20回 プロポーショナル

…… 手動写真植字機では詰め組用仮名文字盤が製作されていた。詰め組用という名称であるが、実質的にはプロポーショナルである。つまり一字ごとに字幅(セットウィドゥス)を設定している。 詰め組用仮名には、自動字巾検出送り機能を持ったPAVO–J以降のPAVO…

和字・第14回 カタカナのナラベカタ

大きさ(ボディに対する字面の占有率) カタカナは、もともとは漢文を日本語に開く(訓読する)ための符号だった。漢字のかたわらに添える文字である。カタカナはひらがなよりも単純なために、字面率を同じにすると、間が抜けてしまい落ち着かない。だから、…

和字・第13回 ひらがなのならべかた

中学校の書写の教科書では、「漢字かな交じり文」のなかに「文字の大きさと配列」という項目がある。活字書体の場合にはボディの制約があるので、書写やレタリングのように自由ではない。ボディのなかで、どのくらいの大きさで、どの位置に入れるかというこ…