活字書体をつくる

Blog版『活字書体の仕様書』

「武英」の三字三法・川字三法

f:id:typeKIDS_diary:20140215131711j:plain

1 三字三法(横画)

過渡期明朝体は横画が水平になる。第1画、第2画、第3画ともに同じ筆法で「仰」「平」「覆」の区別はしないが、逆転することのないように注意する必要はある。

画の長さは第3画を基準にすると、第1画はその70%ぐらい、第2画は60%ぐらいで、少し揃ってきている。

 

f:id:typeKIDS_diary:20140215131753j:plain

2 川字三法(豎画)

豎画は垂直である。第1画、第2画、第3画ともに同じ筆法であり、「向」「直」「背」の区別はない。第1画は左へカーブを描いているので少し弓なりになっているように見える。

画の長さは第3画を基準にすると、第1画はその95%ぐらい、第2画は75%ぐらいで、かなり近づいてきている。