「龍爪」の永字八法
①側
収筆が尖って三角形のようになる。(「亀頭」はなく、ほとんどが「側」になっている)
②勒
起筆は40度で入る。収筆は「弩」の起筆と一体化しているので龍爪の強さが薄められている。折り返し角は50度である。
③弩
起筆は「勒」の起筆と、収筆は「趯」と一体化している。(竪画が「垂露」になる場合がある)
④趯
筆をやや大きく左に回してから、ほぼ30度に、少し長めに跳ね上げている。
⑤策
収筆は「掠」の起筆と一体化している。永字では「勒」とほとんど変わらないが、土偏などで違いが明確になる。折り返し角は50度である。
⑥掠
ゆるやかなカーブを描きながら収筆まで太さを保っている。
⑦啄
まっすぐにすばやく描いている。起筆は鋭い。収筆は「磔」に食い込んでいる。
⑧磔
ほぼ直線的で、収筆は力を入れて三角形になり、やや右下方に向けて抜いている。(「瓜子」は「側」をそのまま長くしたようになっている)