活字書体をつくる

Blog版『欣喜堂ふたむかし』/『欣喜堂四半世紀』

和字・第18回 くぎり符号・つなぎ符号

……

1 くぎり符号(縦組み用、横組み用)

 

句点「。」(縦組み用、横組み用)

形状

正円を基本とする。

 ※書体によっては、ひらがなと同一の筆記具で書かれたように設計する場合もある。

位置

縦組み用は全角のボディの右上に、横組み用は全角ボディの左下に置く。ボディからのアキは、ひらがなの標準字面を基準とする。

大きさ・太さ

ひらがなと同等に見えるような大きさ・太さとする。本文用の書体では少し大きくするという考え方もある。

 

読点「、」(縦組み用、横組み用)

形状

ひらがなと同じイメージになるように設計する。

位置

縦組み用は全角のボディの右上に、横組み用は全角ボディの左下に置く。ボディからのアキは、ひらがなの標準字面を基準とする。

大きさ・太さ・傾き

ひらがなと同等に見えるような大きさ・太さとする。読むときにストレスを感じない自然な角度にする。

 

中黒「・」

形状

正円を基本とする。

位置

全角のボディの中心に置く。

大きさ・太さ

カタカナより少し強めに見えるように設計する。

 

ピリオド「.」、コンマ「,」、コロン「:」、セミコロン「;」(横組み用)

欧字由来のくぎり符号で、横組み用である。和字書体としては、大きさ、太さ、位置などを句点、読点に合わせて制作する。

 

感嘆符「!」・疑問符「?」

 ※欣喜堂では、和字書体としては制作していない。

 

スラッシュ「/」、逆スラッシュ「\」

(くぎり符号だが、制作上はつなぎ符号と同様に設計している)

太さなどはダッシュに合わせている。

 

単柱「|」、双柱「‖」(縦組み用、横組み用)

(くぎり符号だが、制作上はつなぎ符号と同様に設計している)

太さなどはダッシュに合わせている。

 

 

2 つなぎ符号(縦組み用、横組み用)

 

ハイフン「‐」(u+2010)

和字書体として、全角ボディに(本来は)全角の四分の一の長さで制作する。太さは、ひらがな・カタカナより細めにする。

 ※欣喜堂ではハイフン(u+2010)を、二分ダッシュ(u+2013)と同じ全角の二分の一の長さで制作している。

 

ホリゾンタルバー「—」(u+2015)

和字書体として、全角ボディの長さで制作する。太さは、ひらがな・カタカナより細めにする。

 ※欣喜堂ではホリゾンタルバー(u+2015)を、ダッシュ(u+2014)と同じ全角の長さで制作している。

 

波ダッシュ「〜」(u+301C)

縦組み用は、横組み用の波ダッシュを90度回転して裏返しにした形になる。

 

三点リーダー「…」、二点リーダー「‥」

全角ボディに、二全角以上で連結した時にアキが均等になるように制作する。

 

エムダッシュ「—」(u+2014)、エンダッシュ「–」(u+2013)

 ※欣喜堂では、和字書体としては制作していない。

 

 

3 スペース

 

和字間隔

全角ボディに相当するスペース。何も作成しない。

 

 ※スペースには、エムスペース(u+2003)、エンスペース(u+2002)などがある。