活字書体をつくる

Blog版『活字書体の設計図』

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

嚮搨と双鉤填墨、臨書(形臨、意臨、背臨)

書体設計においては、どうしても一つひとつの文字の形にとらわれがちであるが、書風を見ることが大事だと思う。書風というのは、文章を組んだときの全体の雰囲気である。 筆法・結法・章法を見極めることも、すべては書風のためにある。 基本は書写にある。…

漢字・第16回 字角と字間

字角(ボディ)「字角」(ボディ)とは、活字書体を設計するスペース。すなわち活字一字分の大きさをボディ(写真植字では「仮想ボディ」)という。 字間(レタースペース) 『周礼』巻第九の第1ページの字間 文字と文字が接触するほどきつくなっている。文…