活字書体をつくる

Blog版『欣喜堂ふたむかし』/『欣喜堂四半世紀』

[総合]01 基本的な事柄

和字書体・漢字書体・欧字書体

日本語書体は、おもに、和字・漢字・欧字の三つの文字体系で構成されている。中国語では漢字が中心である。西欧の各国語は欧字(ラテン文字)が中心である。 日本語書体を設計するときには、これを全部作るのであるが、欣喜堂では和字書体がベースで、漢字書…

活字・写植・デジタルタイプ

活字というのを狭い意味で考えると、金属活字、とくに鉛の活字を思い浮かべるが、もっと広い意味でとらえると、写真植字も活字の一種である。金属活字がメタルタイプというのに対して、写真植字機を英語で言うとフォト・タイプセッティングマシンになる。フ…

書写・レタリング・タイポグラフィ

われわれが扱う文字は、書写・レタリング・タイプフェイス(活字書体)デザインの3種類に大別できる。個別の教科だけではなく、複数の教科を横断してみてみると、この3種類はすべて中学校で習っている。 書写 書写は、中学校の国語科のなかの書写で学習する。…

嚮搨と双鉤填墨、臨書(形臨、意臨、背臨)

書体設計においては、どうしても一つひとつの文字の形にとらわれがちであるが、書風を見ることが大事だと思う。書風というのは、文章を組んだときの全体の雰囲気である。 筆法・結法・章法を見極めることも、すべては書風のためにある。 基本は書写にある。…