活字書体設計2

[活字書体をつくる]新しい活字書体として復刻するための覚え書きです。頻繁に修正・加筆しますのでご了承願います。

2-3 「志安」の三字三法・川字三法

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1 三字三法(横画)

①第1画は、基本とする12度という角度より急の15度ぐらいになっている。起筆は上からの脈絡を残して折り返し、グイッと弓なりに収筆部に向かって持ち上げている。画の長さは第3画の半分強ぐらいだ。

②第2画は基本とする12度で、まっすぐ運筆している。起筆は軽くスーッと入っている。画の長さは、第1画よりほんの少し短い程度だ。

③第3画の起筆は、第1画と同じく脈絡を残しており、送筆も弓なりになっていて、大きく湾曲している。収筆部は大きく跳ね上がっているが、グイッと押さえ込んでいるので、文字全体が安定している。画も一番長い。

「志安」の場合には、仰・平・覆が明確である。短い脈絡が強調されていることが、この書体の最大の特徴である。この存在感は大きい。

 

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2 川字三法(豎画)

①第1画は、左のアウトラインが右にしなっている。画の長さは、第3画の60%ぐらいしかない。収筆は左にカーブを描きながら左に払っている。

②第2画はまっすぐで、収筆は弩法で留めている。画の長さは第1画と同じぐらいだ。

③第3画の左のアウトラインはまっすぐだ。右のアウトラインで少し変化をつけている。第3画のみ起筆に少し脈絡が残っている。収筆は垂露であり、画は長くして安定感をだしている。

横画ほど明確ではないが、豎画の3画は向・直・背になっている。文字全体は「背勢」である。第1画・第2画と、第3画の長さの差が、文字全体に躍動感を与えている。