活字書体をつくる

Blog版『活字書体の設計図』

「方広」の三字三法・川字三法

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1 三字三法(横画)

①第1画は収筆部にむけて上に反る。上側のアウトラインが弓なりになっている。基本の6度よりも急で、およそ9度ぐらいだ。画の長さは短く、第3画の70%である。

②第2画はまっすぐに運筆する。角度も6度ぐらいだ。画の長さは、第3画の60%である。

③第3画は起筆部と収筆部が下がっている。約6度の傾斜角度だが、収筆部の押さえがきいているので落ち着いて見える。

 

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2 川字三法(豎画)

①第1画は送筆部が右にふくらむ。左のアウトラインがほんの少し右に戻してからすぐに左にカーブを描く。画の長さは、第3画の90%ぐらいだ。

②第2画はまっすぐに運筆する。画の長さは、第3画の70%だ。

③第3画は第1画とは逆に送筆部が左にふくらむ。左の側のアウトラインは直線だが、右のアウトラインがゆるやかに反っている。