活字書体をつくる

Blog版『欣喜堂ふたむかし』/『欣喜堂四半世紀』

欧字・第13回 フィギャア

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ローマ数字(Roman numerals)とアラビア数字(Arabic numerals)

数字には、ローマ数字(Roman numerals)とアラビア数字(Arabic numerals)がある。

ローマ数字はラテン文字のI,V,X,L,C,D,Mをそのまま組み合わせて表記するので、数字として新たに制作するということはない。

アラビア数字は10世紀ごろに、もともとインドで使われていたものをアラブの商人を通じてスペインに伝わったものであるが、そのフォルムは西欧でラテン文字に合うように変化していったと言われる。実際にアラビアで使われている数字とは全く異なっている。

 

テキスト数字(text figures)とライニング数字(lining figures)

アラビア数字には、テキスト数字(text figures)とライニング数字(lining figures)とがある。

テキスト数字は、小文字と同じようにアセンダー、ディセンダーに向かって伸びている。小文字に調和しているので本文に向いている。オールドスタイル数字(oldstyle figures)とも言われる。

ライニング数字は、高さが揃っているので、日本では馴染みのあると思われる。ライニング数字でも文章中で目立たないように、大文字より小さめに作るのが一般的である。

 

プロポーショナル数字(proportional figures)とタビュラー数字(tabular figures)

テキスト数字とライニング数字のそれぞれにプロポーショナル数字(proportional figures)とタビュラー数字(tabular figures)がある。

プロポーショナル数字は、文字のデザインに合わせてウィドゥスを設定している。数字を並べたときに字間が均等になる。たいていの書体は1が狭くなっている。

タビュラー数字はウィドゥスが均等になっている。表組などで数字が数行並ぶときに、列の長さがバラつかない。ただし、数字のデザインとしては形や黒さがうまくいっていない場合がある。また文章で使う場合には1の前後が空いてしまうので調整が必要になる。

 

欣喜堂では、アラビア数字・ライニング数字・プロポーショナル数字を基本として制作している。